| はじめまして 管理人の峯岸信太郎です。
「栃木のカワセミさん」という名前を覚えてらっしゃる方おられるでしょうか?
肺繊維症という難病をかかえながら、自宅の池に飛来するカワセミの写真を撮り続けた私の父、峯岸信之です。
1999年、NHK「ラジオ深夜便」の山根基世アナウンサー宛に送った手紙とカワセミの写真が放送の中で紹介されたのがきっかけとなり、以来「山根基世の土曜ほっとタイム」の月1回コーナー「今月のカワセミ情報」にカワセミの写真とコラムを約5年間に渡り提供し続け、「栃木のカワセミさん」として全国のリスナーから親しまれたのでした。
2004年には、10年越しの願いが叶い、父の考案で設営した人工崖の巣から12羽のカワセミの雛が巣立ちました。
この頃すでに病状が思わしくなく、重いレンズを取り付けることも間々ならない父でしたが、早朝よりカメラを構え、その姿を捉えることができました。
惜しくも「土曜ほっとタイム」は、このわずか2ヶ月半前に放送終了となってしまいましたが、カワセミを撮り続けた父の11年間の集大成として、この年の8月、初めての個展を開催いたしました。
この様子は、難病の写真家としてNHKのニュースで放映され、また新聞各社にも取上げていただき、たくさんのお客様にお越しいただきました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
開催中父は鼻からの酸素吸入をしながらも、無事に全6日間会場に足を運びました。しかしながら、翌年の2005年9月27日に急逝いたしました。個展から約1年1ヶ月後、71歳を越えたばかりでした。お別れの会では、母が以前より好きだった「千の風になって」の曲をかけて送り出しました。ほんとうに父が千の風となって身近にいるのではないかと感じるような出来事もこの2年の間にいくつかありました。
昨年春、古い納屋を改築して父の写真のギャラリーをオープンいたしました。私の仕事用の音楽スタジオも兼ねております。
現在母と私の姉が、父の残した写真はもちろんのこと、土曜ほっとタイムの山根基世アナウンサーへの手紙、日記やエッセーを整理し、ゆくゆくはこれらを編集したカワセミの写真文集を出版したいと準備をすすめております。
また、カワセミを自宅の池という身近な場所で観察した貴重な経験をもとにして、絵本の作成も行っているところです。
このホ−ムページ「翡翠の詩」では、父が遺したものをもとに、何十羽ものカワセミたちが繰り広げた悲喜こもごものエピソードをご紹介していきたいと思っております。また、700年続く私の家を取り囲む恵まれた自然の話も織り交ぜ、お楽しみいただければと思います。
2008年9月1日
峯岸信太郎

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